日本酒『本伝 東肥赤酒 瓶』江戸時代の味わい【口コミ・レビュー・評判】

記事内容
  • 概要、特徴、どんな香り?、どんな味?、レビュー・口コミ・評判、使い道、どんな人におすすめ?

本伝 東肥赤酒 瓶 [ 日本酒 熊本県 720ml ]

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目次

【本伝 東肥赤酒 瓶】概要、特徴、どんな香り?、どんな味?、レビュー・口コミ・評判、使い道、どんな人におすすめ?

概要

  • メーカー:瑞鷹株式会社
  • 商品名:本伝 東肥赤酒
  • 酒の種類:雑酒
  • アルコール度数:11.5度以上12.5度未満
  • 原産国:日本(熊本県)

特徴

本伝東肥赤酒は、熊本県の伝統的なお酒で、日本古来の「灰持酒(あくもちざけ)」という製法を受け継いでいます。この製法では、もろみを搾る前に木灰を加えることで、酸を中和し保存性を高める効果があります。その結果、微アルカリ性のお酒となり、時間が経つと自然に赤みを帯びてくることから「赤酒」と呼ばれるようになりました。
このお酒は、江戸時代から肥後細川藩の「御国酒」として愛飲されてきました。現在でも、お正月のお屠蘇や慶事の際に使われることが多く、熊本の地元では特別な場面で欠かせない存在です。また、料理にもよく使われており、特に煮物などで素材の旨味を引き出す効果があります。肉や魚を煮ても身が固くならず、ふっくらと仕上がり、色も鮮やかに保たれます。
本伝東肥赤酒は、料理用の赤酒に比べてエキス分が少なく、あっさりとした味わいが特徴です。そのため、料理用やみりんと比べると甘さが控えめですが、赤酒独自の調味効果はそのままで、上品な甘みと豊かな旨味が料理を引き立てます。

どんな香り?

このお酒は非常に甘い香りが特徴です。香りを嗅ぐだけで、糖分が多く含まれていることが感じられ、まるで甘いお菓子のような印象を受けます。その甘さは非常に強く、チョコレートやコーヒーリキュールのような濃厚な甘さを連想させるほどです。
また、赤酒は製造過程で木灰を加える「灰持酒(あくもちざけ)」という独特な製法を用いているため、他のお酒にはない独特の芳香も持っています。この製法によって、時間が経つにつれて糖分やアミノ酸が反応し、香りにも深みが増していきます。
全体として、「本伝 東肥赤酒」の香りは非常に甘く、独特な製法による豊かな芳香が特徴的です。

どんな味?

「本伝 東肥赤酒」の味は、非常に甘いのが特徴です。口に含んだ瞬間から、強烈な甘さが広がります。チョコレートやコーヒーリキュールのような甘さを感じることができ、特に海外で売られているような非常に甘いチョコレートに近い味わいです。また、ビターチョコレートのようなほろ苦さや、コーヒーのような酸味もわずかに感じられますが、それらは圧倒的な甘さの影に隠れてしまいます。
アルコール度数は11.5%から12.5%と低めですが、そのアルコール感はほとんど感じられません。甘さが強いため、他のお酒と一緒に飲むのは難しいかもしれません。料理と合わせるよりも、このお酒自体を楽しむことが推奨されるほどです。
「本伝 東肥赤酒」は、日本酒とは異なり、雑酒として分類されます。そのため、日本酒らしさはあまりなく、むしろデザート感覚で楽しむことができるお酒です。

レビュー・口コミ・評判

料理酒としての評価が高いです。まず、赤酒は熊本の伝統的な酒で、江戸時代から「御国酒」として愛されてきた背景があります。この赤酒は、料理に使うと食材の身が固くならず、ふっくらと仕上がる点が評価されています。また、魚などの臭みを消し、煮物や焼き物に艶を出す効果もあるため、料理人からも高く評価されています。
実際に使った人からは、「味醂(みりん)の代わりに使うことで、料理全体の旨味が増し、見た目も美しく仕上がる」といった声が多く見られます。特にお正月などの特別な行事で、お屠蘇(とそ)としても愛用されている一方で、日常的な料理にも幅広く使われており、「煮物全般に使える」「子供の頃から慣れ親しんだ味わい」といった感想もあります。甘みが上品で切れが良く、豊富な旨味が料理をさらに引き立てるという意見もあります。
また、赤酒は「煮切る必要がない」ため、手間をかけずに料理ができる点も好評です。特に煮物や酢飯などでその効果を発揮し、「一度使うと他の調味料には戻れない」と感じる人もいるようです。さらに、「1カ月で一本使い切ってしまうほど重宝している」という声もあり、多くの家庭で定番の調味料として活躍していることが伺えます。
総じて、「本伝 東肥赤酒 瓶」は、その伝統的な製法と豊かな風味で、多くの人々に支持されている商品です。特に料理酒としての利用価値が高く、日常から特別な行事まで幅広く使われていることが分かります。

使い道

「本伝 東肥赤酒 瓶」は、料理やお祝い事に幅広く使えるお酒です。特に料理に使うと、素材の持ち味を引き出し、プロのような仕上がりになります。例えば、肉や魚を煮る際に使うと、身が固くならず、ふっくらと柔らかく仕上がります。また、魚の臭みをしっかり取り除いてくれるので、特有の臭いが気になる料理にもぴったりです。さらに、赤酒を使うと料理の色が変わらず、美しい照りやツヤが出るため、見た目も良くなります。
赤酒はそのまま煮切らずに使えるため、手間も省けます。上品で切れの良い甘みが特徴で、料理全体の味を引き立ててくれます。例えば、牛丼や豚の角煮などでは、赤酒を使うことで肉が柔らかくなり、臭みも取れてジューシーに仕上がります。魚料理では、さばの味噌煮や鮪の漬け丼などに使うと、魚の旨味を引き出しながら臭みを消してくれるので、美味しく仕上がります。
また、お正月のお屠蘇としてもよく使われます。熊本では古くから、お屠蘇やお祝い事には赤酒が欠かせない存在です。赤い色がおめでたいとされており、新年を迎える際には多くの家庭で赤酒をお屠蘇として楽しんでいます。

どんな人におすすめ?

料理をする方にとっては非常に便利なお酒です。料理専用に作られており、料理の味を引き立てる効果があります。特に、煮物や照り焼きなど、甘みやコクが求められる料理にはぴったりです。微アルカリ性の性質が素材を柔らかくし、ふっくらと仕上げるため、プロの料理人からも高く評価されています。家庭料理でも簡単にプロの味を再現できるので、料理好きな方や料理の腕を上げたい方には最適です。
また、このお酒は江戸時代から続く伝統的な製法で作られており、歴史や文化に興味がある方にもおすすめです。肥後細川藩の「御国酒」としても知られ、現在でもお屠蘇酒として使われることが多いです。そのため、お正月やお祝いごとの席で特別な日本酒を楽しみたい方にも向いています。家族や友人と一緒に飲むことで、特別な時間を演出することができるでしょう。
さらに、甘みが特徴的なお酒なので、日本酒が苦手な方でも飲みやすいというメリットがあります。普段はあまり日本酒を飲まない方でも、この赤酒なら楽しめるかもしれません。


本伝 東肥赤酒 瓶 [ 日本酒 熊本県 720ml ]
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